グラシアルは博愛主義の夢を見るか?
ソフトバンクは投打がかみ合い、昨年6月から7月以来となる9連勝を飾った。
打線は3回、2死一、三塁からグラシアルの右翼フェンス最上部に直撃する2点二塁打で先制。5回には中村晃の右前適時打、栗原の中犠飛、松田宣の中越え3ランで一挙5点。その後も攻撃の手を緩めず、16安打で11点を奪った。
先発の笠谷は6回2安打無失点の快投で4勝目を挙げた。
21日は、ソフトバンクが日本ハム戦に勝った場合は、ロッテが西武に引き分けか負け、ソフトバンクが引き分けでもロッテが敗れれば、いずれの場合も、マジック8が点灯する
グラシアル おいしさを笑顔に
今日は東京六大学の2試合を観戦しておりました。
なにぶん母校の登場であり、かつ、第2試合ではプロ注目のサウスポー早川君の登場が予想されていることもあり、心躍り開場前に神宮球場に到着していました。
そこで大学野球2試合を観た後、ナイターのスワローズの試合を見たので、大学とプロの入れ替えの瞬間を除いて、球場内にいました。
神宮球場の中に13時間以上滞在した日になりました。
さて、これを書いている間、明日も神宮に行かなければならないので急がなければ・・・。
明日は第2試合がメインなので午後からですが・・・。
こんな事情でライオンズの福岡での試合は6回までは全部見ましたが、以後は得点イニングと最終回だけしか見ていません。
むろん、ダイジェストは見ました。
まずはチームの勝利を喜びたいと思います。
いわば谷間的なローテで十亀投手で勝てたことは大きいと思います。
3年前に福岡で1勝しかできなかったことがありましたが、十亀投手と森選手のバッテリーでの勝利でした。
熱男に打たれているのが話題なので、マスキングされていますが、十亀投手のホークスへの相性は言われているほど悪くはありません。
ただし、打線の方は東浜に7回、1安打、8三振に封じられており、貧打傾向は相変わらずです。
この危機を救ったのは中村選手の通算21本目となる満塁ホームランでした。
【投手 ~十亀投手は続投でもよかったのでは?リリーフ大量投入は日曜日に!】
○十亀投手 3回、69球、2安打、5三振、2四球、1失点(自責1)
イースタンでは変化球で面白いようにストライクが奪える内容が続いていました。
ただ、カーブだけは危ないボールも多くなる投手です。熱男にはカーブをしょっちゅうホームランされています。
歩かせた2つはギータであり、当たっているので懸命だとも言えます。
ギータの次のグラシアルは昨年も比較的抑え込んでいますので、ギータを歩かせても次で勝負と腹をくくれます。
2回に対戦がありました。
熱男にはさすかにカーブは投げません。
相性が悪いので気がつかれていませんが、三振もそれなりに奪っています。
アウトコースにスライダーが流れ落ちたときは空振りしてくれます。
この試合はスライダーを投げて意識させて最後は高めのストレート、思わず手が出た遅れ気味スイングで空振り三振です。
その後、牧原に真ん中付近にシュート回転したボールをライトへホームランされます。
森選手のミットの動きを見ていると外から真ん中にキャッチングに行っているので狙いどおりではないコースへ行きました。
まあ、真ん中に投げられては打たれない方がレアです。
3回に周東のヒットから満塁になりますが、栗原にはスライダーが浮いたボールを空振り三振に仕留めました。
ピンチを作ったので交代になったと思いますが、こんなに早く降板させるなら日曜日にブルペンデーを置かないと、他の日に置いたのでは投手の注ぎ込みを惜しむ傾向が出ます。
○平井投手 1回2/3、17球、2三振、無失点
7回の登板を森脇投手に譲り、今はロングリリーフかイニングイーターか火消しか明確ではない登板が続きます。
いきなり連続三振でスタートすると、次の回もセカンドゴロ2つとスライダーが曲がって、制球を乱すこともなかったです。
中1日空けるなら今の起用の方が消耗せずに済みそうです。
○小川投手 1/3回、2球、無失点
中村晃をターゲットに登板しますが、わざわざ登板させる意味があるのか疑問です。
○ギャレット投手 1回、20球、2安打、1三振、無失点
パワーカーブを多投していたのに今は少なくなり、球速も落ちてセットアッパーから陥落しましたが、その後も安定した投球が出来ません。
先頭のギータには2-2から真ん中高めをセンター前に運ばれます。
ハイボールヒッターなので浮いたのは失敗でした。
グラシアルには真ん中のストレートをセンターに打ち返されています。
球威があったのでスタンドへは持って行かれませんでしたが、最近の登板はランナーを出してしまいます。
栗原が送り、熱男です。
初球にパワーカーブを投げて空振りさせて追い込むと、後はスプリット攻勢で空振り三振に仕留めます。
牧原には叩きつけ
るバッティングで頭上を越されそうになりますが、ギャレット投手のジャンプ一番が効いてピッチャーゴロです。
○森脇投手 1回、13球、2三振、無失点
先頭の甲斐をフォーク投手だと意識させて高めのストレートで釣って空振り三振に斬ると、川瀬はフォークで初球、2球目空振りさせます。
最後はインコースにカットボールを投げ込みファーストゴロです。
そして周東にはフォーク外角がストライクゾーンに決まって見逃し三振です。
勝ちパターンに相応しい投球です。
○平良海馬投手 1回、17球、1三振、無失点
ギータから奪った見逃し三振は素晴らしい投球でした。
三者凡退です。
球速も十分に出ています。
また、スライダーの精度も上がってきました。
○増田投手 1回、7球、1安打、無失点
先頭の栗原にライトオーバーのヒットを浴びますが、フェンスに当たって跳ね返った場所よく、カルロス木村選手はセカンドへ送球してアウトにしました。
結果的に3人で終えていますが、最近は危ない投球が続きます。
【野手 ~「山野辺神話」はもう終わり、勝利優先の起用を!~】
すっかりベンチは山野辺選手を宗教のご神体のような扱いです。
カルロス木村選手といい、お気に入り選手は何か少しでも活躍があると重用されて、なかなか過ちに気がつかないベンチです。
柘植世那がよい例です。
打てない、守れないポンコツ、ドラフト漏れ2回のガラクタが重用されて連敗を重ねました。
昨日も山野辺選手が追いつけない打球で失点しています。
ただ、東京六大学野球だったら、山野辺選手ほどのセカンドは簡単にはいません。上手な部類どころかトップに入ります。
スパンジー選手のレフトは絶対に六大学未満です。
結局、貧打傾向を打破しなければならないのに山野辺選手を起用することでさらなる貧打に陥ります。
わざわざ、外崎選手のセカンドを喪失させてまで起用する選手ではないです。
東浜には7回まで無四球で栗山選手の内野安打のみと抑え込まれました。
8回に交代したモイネロからフォアボール3つでチャンスをもらい、中村選手が岩嵜から逆転満塁弾を放ちました。
昔、福岡に遠征したときに岩嵜に対して、中村選手は2打席連続スリーランホームランという離れ業をやってのけました。
いずれもレフト定位置後方への大きな当たりでした。
打線としてみるとわずかに3安打、11三振を喫しており、とても打ったとは言えません。
ライオンズがホークスに勝利したのではなく、中村選手が岩嵜に勝利した結果に付随して勝敗が運良く転がり込んだだけです。
まずは外崎選手、源田選手に二遊間を復活させないとダメです。
12球団最高の二遊間を壊して起用するのが山野辺選手とかあり得ません。